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2022年06月01日

自宅改修の玄関の思い入れのある建具

 17年前、とある旧家を建て替えた。解体工事の際、お寺にでもあるような舞良戸(マイラド)が、捨てるのに忍びなく、倉庫へ持って帰った。昔の内法(ウチノリ)で5尺7寸(1727)、当時から6尺や2mの高さの建具が主流となる中で、使う場所がなく、倉庫にずっとねむったっままになってた。自宅改修で使うことにした。自宅の内法は5尺8寸(1758)建具屋さんに下框に下駄をはかせて戸車を仕込む。床柱も長押も鴨居も、倉庫に眠っていたキズもの。

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 舞良戸の裏側はかなり劣化してた杉板の上からベニヤを張り、そして、襖紙を地元の安本表具屋さんに張って頂いた。この襖絵は40年前、自宅離れを新築した際、絵画教室でご指導いただいた、鈴木靖将さんにお願いした思い出深いもの。それをこちらに張り替えた。だから引手のところが丸い穴になって補修されてる。安本さん「前の襖も多分父親の手やと思います。ベニヤのアクが出るとアカンので下張りしてから張りました。傷付いてたところは裏張りで補強しときました。引手の部分は四角く上から張ってしまうのありなんですが、それだと絵が隠れてしまうので、出来るだけ合う色の紙を探して補修することにしました。変えんとそのままの残す方がええかなー、と。」あー、そういうと文化財の補修でも、基本出来るだけそのまま残すっていうのが原則、表具屋さんも、掛け軸の直しやらもそういう考え方でするんやろうなー。
 大津の設計事務所にいた頃「スケッチもまともに書けんのか、知ってる先生がいるさかい、そこの日曜絵画教室行って来い」と上司に言われて、鈴木さんのスケッチ教室に1年くらい通った。その縁で無理をお願いしたら、快く受けて下さった。現場で一日でさらさらと書き上げられた、琵琶湖畔の雑草の風景。書き始めると一気呵成という感じやった気がする。当時、父親がいくらか包んでお渡ししようとしたのだが、「新築祝いや。」と固辞され、結局お酒二升で帰ったしまわれた。何だか申し訳なかった記憶が残っている。

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posted by ほんだ at 07:26| 滋賀 | Comment(0) | TrackBack(0) | やっぱり建築に興味が(my work 関連) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする