その関係で、時々大学からの書類などが届く。
大概は保護者会などの関係なのだが、先日は息子が専攻した科目の関係なのか
「佛教史研究 2009.7 No.45」 という、小冊子が送られてきた。
息子がそこへ行っていなければ、
多分一生、目にすることもなかっただろうその冊子を少し暇に任せて読んでみた。
その中の一文 − 信長の「天下」と一向一揆
この一文は、主に石山本願寺開戦に至る経緯を、様々な書状などから分析している。
難しい原文を読み飛ばして、あらすじをつかんでみると以外と面白かった。
信長と戦った摂津石山本願寺の顕如上人は、
私のイメージでは、各地で起こる民衆の蜂起である一向一揆の総本山、
当時の虐げられた庶民の代表のような感じで受け止めていたのですが、
実際は、奥さんは公家の娘、蓮如上人から続く本願寺の興隆で、
既に、公家や室町大名からの縁故関係の係累も多くなっていた、貴種といっていい人物。
大教団の世襲制度の中の一人だったということは、以外だった。
以下は私の読後感
結局、信長の石山本願寺戦争や比叡山の焼き討ちなどの行為は、
宗教弾圧などということとは少し違うようだ。
室町幕府の衰退に伴い、
宗教集団が独自で治外法権のような自治権を各地で蚕食獲得するようになってきた。
それを、信長という人物が絶対に許さず、徴税・警察・軍事面で、
統一国家としての体(テイ)を作り上げるための行為だったようだ。
国家の体というのは、中々大変なようで、
江戸時代でも、戸籍というものは存在せず、お寺が管理する檀家の名簿が、
それの代わりとなっていた。とのこと。
戦国時代なら、なおさらまだ公家や寺社の影響力が多方面で相当強かったのだろう。
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