11/20は、近江環人で、元川端近江八幡市長の八幡堀再生からの街づくりのお話をお伺いしました。
講座では、一つのお話について、レポートを出さねばなりません。
川端氏の出された課題は、リバーシブルディベロップメント。
リバーシブルディベロップメントとは、コンクリートの護岸を再度砂浜に戻す、
などというもの、この頃は、ダムを作る作らないでもめていますが、
作ってしまったものを、
元に戻した方が良いと考えれば元に戻してしまう「裏返し開発?手法」のことです。
以下、私のレポートをUP
何か、リバーシブルリベロップメントの素材をと、頭のページを繰って出てきたのが橋です。
日本の土木構造物である橋は、
プレキャストコンクリート・鉄筋コンクリート又は鉄骨で出来ていて
江戸時代の浮世絵にあるような、木製の橋は、現在ではほとんどないと思われます。
良く知られているものでは、岩国の錦帯橋ぐらいではないでしょうか。
また、今の橋は上を通ることばかりしか考えられていません。
しかし、ヨーロッパの鉄橋や石橋は、
その川を通る船からの眺めも考えられているようなきがします。
鋳造や鍛造の技術で、
パリのエッフェル塔のように装飾的とも感じられる鉄骨構造骨組みが橋の下から見られたり、
石造のアーチ自体、
川からの眺めこそが橋の正面と考えられていたとしか思えない装飾的側面が見られたりします。
八幡掘りを行き交う川舟からの眺めも考慮にいれた、
江戸期(もしかしたら、戦前まではどこかにそんな橋があったかもしれません)
に普通にかかっていた橋を
船着場の近所などの、どこかに再現できないかと、考えました。
11月3日は、伊勢神宮の宇治橋の渡り初めが行われたようです。
この橋は、20年に一度架け替えられるそうです。
木造の橋なら、その架け替え自体がイベントとしても成り立つのかもしれません。
また、メンテナス自体もイベント又は地域に親しむ一環として、計画することも可能です。
木造の場合、白木ですとすぐ黒く変色してしまいますので、塗料を塗る方が良いと思われます。
屋外用の木材保護塗料は、
シロウトでも時間をいとわず、下にペイントが落ちる養生さえきちんとしていれば、
それなりにきれいに塗ることが出来る、含浸性のものが主流です。
地域の資産を、地域が守ると言う意味で、数年に一度、
子ども達などのボランティアで橋を塗り替えることも考えようによっては可能だと思います。
木造の橋の架橋には、それ自体が一つの小さな観光スポットになると共に、
様々な地域を育てるエッセンスを付け加えることが可能ではないかと考えました。
以上。そんなことはまずないと思いますが
3〜5年後に近江八幡で立派な木造の橋が完成していたら、このレポートが発端です。
(既に、もうあったりして)
ランキング、ポチッと一つお願いします。



以下は、私の仕事のコマーシャル
◎マキノのほんだ建築は、ただいま工事中 (滋賀咲くBlog 内の会社のブログ)
◎はじめて家をと考えている方へMYブログ08/09/08-みんな打合せをうまく進めたい
◎土地込み940万円のセカンドハウスのプランを作りました(インフォメーション08/04/02)
◎住宅・セカンドハウスは、随時ご案内(室内も)出来ます(インフォメーション08/02/11)
◎ほんだ建築トップページへはこちらから
地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆