21日は、高島市都市計画審議会がありました。その感想などを(4&end)
容積率決定の検討は、どのようになされているのだろうか?
容積率とは、敷地面積に対する総床面積の比率で、
高島でも一般的には200%くらいの数字が良く見られます。
容積率200%とは、単純に言えば、
その場所で敷地面積の倍の建物を建てることが出来るということです。
この数字が、多いか少ないか、一度点検してみてはどうか?と思います。
私は、田舎では相当大きい数字だと思っています。
高島地区が都市計画地域になったのが、昭和47年。
その後、建築の確認申請をしなければならなくなるので、
実際の建築概要のデータは、相当溜まっているはずです。
それらを見てみると、実際にどれくらいの容積率を消化しているのかがわかると思います。
そして、現状が問題ないとすれば、その統計的に出てきた容積率に、
ある程度の余裕を加味して、新たに容積率を決定する、
と言うような手法は取れないのでしょうか?
そうした方が、高島という町をゆとりある町にしていくことが出来そうに思うからです。
私の感覚では、町の込み合っている所は別として、
それ以外の場所で200%の容積率は過大だと思っています。
それは、数年マンションの設計に携った経験からです。
1000u位の敷地があれば2000uの建物が立つ。
1000uの敷地に333u×6階建ての建物が建つ計算になります。
これは、周囲にかなりインパクトのある建物となってしまうのです。
自分達の町のことを自分達で決められます。
大学の先生やコンサルに頼るだけでなく、
資料は現場にあるのですから、様々なデータを自分達で消化した後に、
都市計画決定や用途地域などを、法律の原点から見直して、
本当に高島という地域にあったマスタープランが決められることを望みます。
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆