以下に書くことが、正しいとか、そうしなければならない、などとは全く思っていません。
ただ、先日の市のバス体系の計画が、
高島に本当に必要な地域交通体系をどうすべきか?
・車という交通手段を持てない人が移動する手段をどう確保するか
・それらの移動を合理的に行うとはいかなることか
・今後の高島の町の構造との整合性
・湖西線のダイヤとの整合性
・エコにも繋がる、バス利用客をどのように増やしていくのか
などという本質的な問題点について、現状の認識も踏まえて、
本当に考え抜いた結果とは、私としてはどうしても思えなかったのです。
そして、本当に高島地域の交通体系はこうすべきだ
と、晴れ晴れとした顔で提案できるものとなってほしいのです。
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先日、地域審議会で、高島のバス交通体系についての今後の計画を聞き、
がっかりしてしまいました。
批判ばかりのナンですので、一度勝手に、バス交通体系を考えてみました。
全くのドシロウトですが。
まずバスの使用者が、主にお年寄りであり、行き先としては、病院・平和堂・駅だと、
アンケートに出ていました。通学バスとしての利用も多少あるようです。
そうすると、終点として考えられる所が大2ヶ所、小3ヶ所あります。北から
・近江中庄駅+マキノ病院(小)
・今津周辺(大)
・新旭駅+市役所(小)
・安曇川周辺(大)
・近江高島駅+高島病院+(高島小中学校)(小)
です。やはり、終点・始点は、安曇川・今津。その安曇川・今津周辺の
都市的施設をいかに便利に行けるかがバス路線の要のようなきがします。
基本的には、
・北端マキノや若狭から、種々のルートを通って今津へ、
・今津から種々のルートを通って安曇川へ、
・南端の高島と東端の朽木から種々のルートを通って安曇川へ、
というのが、基本的なバス路線の枠組みだと考えました。
そしてそれぞれの路線が、安曇川・今津の都市施設に行ける様にするルートを構成する方法を考えました。
今津の場合、北からのバス路線は、
→(あいあいタウン)→(平和堂→県総合庁舎+高島高校+アヤハ)→近江今津駅として、
終点を駅。南からの路線はそれを逆に辿り
→近江今津駅→(県総合庁舎+高島高校+アヤハ)→平和堂→あいあいタウン
として、終点をあいあいタウンとします。
同じように、安曇川の場合は、北からの場合は
→安曇川高校→旧商店街(銀行・郵便局等)→(農協+商工会)→安曇川駅→
(アヤハ+平和堂)→道の駅→(図書館+藤樹の里文化会館)、藤樹の里文化会館を終点に
同じく、南からの場合は、それを逆に辿り安曇川高校を終点とします。
そうする事によって、多様な目的を持った乗車客に対応できると考えます。
それを総合的に考えたのが、下の図です。
このような、(これと限ったわけではないのですが)、
種々のバス会社の路線にとらわれず、
高島を総合的に考えたバス路線体系を作ることが必要なのではないかと思っていました。
そして、老人・高校生以下の次の、第三の利用者観光客のために、
土日休日と平日を大幅にダイヤ・路線を変更する、
ということも収益を上げるために必要な考え方ではないかと思います。
また、高校生以下の利用者を増やすために、
通学の時間帯にうまく合わせてバスを走らせる、ということも重要だと思います。
路線やダイヤ以外でも、考えることが沢山あるようなきがします。
・「日曜日はバスに乗ろう」だとかいうキャンペーン。
・地域通貨をスイカやイコカのようにカード型に変更して、地域ごとに残っているカード会と統合してバス料金やJRの料金にも使えるようにする、などという利用促進のための手法。
・老人と学生が多いなら、それに重点を置いた有料広告の募集。
・バスを宅配のように利用できないか、例えば市の広報などの配布を、バス路線を使って行い、その輸送料金をバス会社に支払う。お客様が商店に電話で注文したものを最寄のバス停まで配送するなどの運送業務。
小規模であるからこそ、多機能に利用する方法を編み出すことが必要であると思います。
また、町の主要な毛細血管となるバス路線にうまく人が集まって住むように、
誘導する施策があれば、それも合理的な市の経営が出来る大きな要素にもなると思います。
法律の関係で、出来ないことばかりなのかもしれませんが、
とりあえずドシロウトが、ドシロウトなりに思ったことを書いて見ました。
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