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先日、以前海津西浜知内文化的景観の広報でお世話になった、
読売新聞高島支局の記者の方からお電話があった。
電話取材という事になるのだろう。
今回の地震のことについて、どう思うか?とのこと。
だらだらと色々な感想を述べたら、3月18日の読売新聞滋賀版に
「地震発生1週間町の声」
というタイトルで、10人くらいの中の一人で新聞に載った。以下原文
・・・一方、高島市マキノ町、1級建築士本田明さん(54)は、「原発は運用コストが安く、環境に負荷をかけないのが利点ということだったが、事故が起これば甚大な経済的、人的被害がでる。国の原子力政策を根本的に見直す必要がある。」とした。・・・
1級建築士という肩書きでしゃべっているようで、何だか恥ずかしいし、
何と言っても
「国の原子力政策を根本的に見直す必要がある」
なんて、全く部外者の人間が大言壮語過ぎて、あまりにも恥ずかしい。
確かに、「常々なんとかならないのかなぁ〜と思う。」とはしゃべってはいたのだが・・・
取材されて、短く記事になるということは、こういう事なのか、と思いました。
何だか、地震以後、様々なことが頭を駆け巡り、仕事に集中できない。
被災された方はお気の毒だと思うし、
津波のひどさに、ハリウッド映画のような光景が現実に起きてしまうことに言葉を失う。
原発はこの先どうなるのだろう?
半径20kmとは?、半径30kmとは?
もう一度、被災地に住むことは、社会資本の有効な投資には、もしかしたら逆行することではないのだろうか?それと住民感情のねじれが絶対に出てきそうだ。
今は、津波被害ばかりがニュースになっているが、建物の地震被害も、又今後出てくるだろう。
東京の超高層ビルが、これだけ大きな地震動を受けたのは始めてのことでなないか。
ゆれは理論どおりだったのだろうか?
ここ10年くらいで林立した、RCのタワーマンションはどうだったのだろうか?
などなど、何だか、心の芯がふらふらと漂流している。
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆