最近、二年前に東京に勤め始めた長女がプータロー(ぷー子?)になって帰って来てしまった。
次女も、大学の近くに下宿してしまって寂しかったのが、
それなりににぎやかになって、嬉しいのである。(先行きはとっても心配)
その長女が昨日 もののけ姫 の再放送が写ると、「止めといて」 と一言。
それで、もののけ姫を見る事になってしまった。
この映画は、私の心の琴線に触れて、封切り当時メイキング映像のビデオまで買った記憶がある。
見ていると何だか、3.11の原発災害とダブルイメージに見えて来てしまった。
◎エボシ御前は、政権党。映画のある部分では、
ハンセン病で国の隔離政策の継続は違憲であると判断され、当時の首相である小泉純一郎が控訴することを断念したことや、
薬害エイズで厚生省の内部調査を実行し、省内にそれまで隠されていた内容を公表した、管厚生大臣、を思い出す。
そしてその政権党が、自民党・民主党も共通して、事故が起こるまでは、原発推進だった。
◎森を切り拓いて鉄を作るタタラの民が、普通のまじめに努力している「大衆」。
◎ショウジョウ達は、無関心・無責任を決め込んでいる「大衆」
◎ジコ坊と石火矢組織は東電。
◎アシタカは、元々は原子力関係の仕事にも携わっていた武田邦彦教授という感じか?。
何だか、そんな風に見ると、今の現実を予言しているようにまで思える、相似性がある。
この映画、見る人によってどのようにでも解釈できる「深いイイ」映画のように思えた。
2011年07月03日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック