昨日の京都新聞の記事(添付PHOTO)に、驚いてしまった。
「そうだよな」「こうだった、こうだった」と、納得し、自分の子供達にも、
実感を込めて説明できたのは、よく考えれば私くらいの年代が最後だっのか。
私は、素晴らしい展示施設で、環境の知識を楽しく学べる場、だと思い込んでいたのに。
長谷川町子さんが亡くなられても、未だにテレビのサザエさんは続いている。
それは、故人の偉大なクリエイティブへの冒涜のような気がする。
昭和30〜40年代、当時の大卒出のサラリーマン。
大都市に程近い当時の新興住宅地の庭付き一戸建て、
多分、おばあさんの船さんは
花森安治の「暮らしの手帳」でも定期購読していそうな当時のミディアムアッパー、
ある種功なり名を遂げた人達の安穏な生活の理想像、
そんな舞台で繰り広げられる生活とエピソード、
未だその舞台は変わっていない。
それは今、リアリズムのかけらもない。それが、とても空疎に思える。
そんな思いがよぎり、素直に笑えなくなり、あの番組を見なくなって久しい。
マスオさんという言葉を、「婿養子」より通りの良い普通名詞にした、
当時の新しい家族像。
それを提示した、長谷川町子さんが今生きておられたら、
今の生活のエッセンスをうまく凝縮した
新たな生活のステージでの、エピソードを綴られたのではないだろうか。
もう、あのキャラクターとシュチエーションは、
博物館や人々の心の底に休ませてあげる時期なのではないだろうか。
これ以上続けていくことは、
偉大なキャラクターを傷つけることにしかならないような気がする。
それぞれに、昭和は遠くなりにけり、と実感するニュースでした。
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