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2007年04月18日

そこまで言って委員会に苦言

◎「そこまで言って委員会」のシステム
なぜ、「そこまで言って委員会」が面白かったか?
マスコミというものは体制批判をしていれば、それが大衆の側に立ち、かつ喜ばれる。
少し前までは、大衆の側に立つということは
プロレタリア労働者階級(この言葉も死語か)側の、共産主義又は社会主義派的な論調を唱えていれば、
みんなが喜び、その新聞や、マスコミ媒体は支持されてきた。
ところが、社会共産主義国の崩壊・北朝鮮の駄々っ子ぶり、オウム真理教のテロ、などを境に
そのような、画一的な論調では大衆の支持が得られなくなってきた。
基本的に大衆にすりより、且つ右派(朝日・毎日と比べて)の放送局のよみうり系列でなら
少し、右寄りすぎる言動も許されそうだし、そういう言動こそ今は受ける。
誰がプロデュースしたかはわかりませんが、そこにたかじんさんと三宅久之さんというキャラクターがぴったりしたのだと思う。
確かどこかでたかじんさんは、三宅さんがいなくなればこの番組は終わる、と言っていたはず。
この番組は、テレビという媒体がはじまって以来、ほとんどその言論を民放テレビ局には封じられていた(三宅さんが奉じる)正当な?右派的言動をやっと自由にかつちょっと行き過ぎてもいい位にしゃべれる場所を作り、且つそれがいまの世間の潜在的需要だったということだと思う。
そして三宅さんの発するキャラクターは、最終的にはケンカでは終わらず、憎めないキャラクターにはぐらかされ、対立した話でも関西風の諧謔で終わらせ、妙なわだかまりや心のおりのようなものを視聴者に残さず番組が終わる。それを上手く狂言回しするのが、たかじんさん。そのような中では田島さんはいつでも空回りするピエロの役。そういう、番組の構成だと思う。
左派的な思想の教師(当時としてはそれが当り前であり流行でもあった)の教育にならされた中学時代の私の言動に、亡くなった父は、
「今のこの戦後の社会を地道に作り上げてきたのは共産主義者でも社会主義者でもあらへん。自由民主党政権が苦労して作り上げてきたんや、そのことがわからんのか」と怒鳴ったことがある。
大正15年生まれ、海軍には入ったものの、戦地には行けず舞鶴の軍港で2年の軍隊生活を終えた父は、当時生粋の軍国主義青年であったようだ。(亡くなったときの手紙やはがきを見てよくわかった)。そんな父が、大学紛争はなやかな頃、その時代の雰囲気にかぶれて行く息子に我慢ならなかっただろうな、と今にして思う。亡くなった父なら、同世代の三宅さんの主張、明快なYES・NOをとても喜んで見たのではないかと思う。
そして今、やっと父や三宅さんのようなメンタリティーをおおっぴらにしゃべることが「かっこよく」思われ、そう思う多数の人達が「左派」や「徒競走に順位を付けないことに象徴される変な平等主義」や「男女は平等であるが同質ではないということに理解のない男女平等博愛主義」がとっちめられるのを見て溜飲を下げる、そんな時代になったのではないかと思う。
4/15の新人教育では、新人の方があまりにしおらしく対立軸が何も見出せない。今の今就職試験に受かって何とかがんばろうと思っている人に、ピエロの田島さん役になれる人がないことはわかりきっているのに。
だから、今までのこの番組を支持した層からすると、社民党を出すなら、福島党首と土井元委員長を二人並べて北朝鮮の問題について、ちゃんとさらし首にするような構成でないと面白いとは感じない気がする。少なくとも、私はそう思っている。

◎「そこまで言って委員会」のシステム追記
仮想 たかじんさんと番組担当者
えぇー、緊急会議、この頃番組が面白なくなって来たって。
そんなもん、わかりきってるやろ。
ちょっと、ネット局が増えて予算がぎょうさん付くようになったからって、
有名どころの田中元知事などを出せばえぇっちゅうもんとちゃうわ。
あまり有名でない人、それでいて現場に深く関わってる人
そんな人らが、一っぺんでもええさかい、大マスコミで信念に基づき経験した迫真の事実・現状をホンネを十分にしゃべる、
それが面白かったんちゃぁうんか。
北芝さんが、秋田の事件のことを「ファンタジーですが」っちゅうて、その後の推移を見事に当てたこと。ロシアの現場を知るのジャーナリストが最後に「プーチンはいい人です」と言ったとき
大阪の大学教授がニコニコしながら「そうですね、(北朝鮮に)命狙われてるかもしれませんネ」
などと、話しはった時の番組の緊張感は、番組のもう一方の趣旨である俺らパネラーの笑いには包まれていたものの、スタジオの緊張感がもろに、テレビに出とって面白かったんとちゃぁうんか。
そんなときは、興味津々のパネラーも肝心な部分はちゃんと茶化さずに聞いていたはずや。
もういっぺん、原点に返って、足使こぅて、そんな人らを発掘セナあかんわ。
貝なら、シジミじゃなくハマグリ、大豆製品なら豆腐じゃなく納豆みたいな変わった具ぅを、
私(たかじん)ちゅうダシ、三宅さんっちゅうミソ、橋本さんや金女史っちゅう合わせミソの少ない方、田島さんっちゅうネギ、宮崎さんや勝谷さんちゅうワケギやショウガをうまいこと混ぜて
変わってるけどおいしい味噌汁、出したるさかいに、
きばーって、ええゲスト探しぃや。

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ハウスメーカーのAD広告、新聞の全面広告、モデルハウス、チラシ、分厚いパンフレット、
立派な社屋。それらの費用の合計はどれ程でしょう? ある住宅会社の決算をネットで見ると
(原価/売上)が72〜75%、建物代金の1/4は、その広告等の経費や利益になる計算です。

とりあえずそこを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか。 住宅建築は個人が
できる大きくて身近な地域振興でもあります。地場の工務店を見直して頂ければと思います。
posted by ほんだ at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 情弱モノがメディアを論ず? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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