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2016年07月02日

飯舘村に帰る?って嘘だろう!!

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床屋政談01

こんな場所に元の住民の方々は帰ってはいけない、と思う。
喜ぶ住民の声だけを載せる新聞にも非常な違和感を感じる。

ここに住まう人は、国会で「福島は人災」と決定されたことに、
関わった人たちが、余生を過ごす場所だと思う。
そこで、育った米や野菜を食べ、取れた魚を食い、
放射線の影響をモニターしながら余生を送る。
それをする以外に不必要な資産は、全て被災者に還元する。
そんな形ででも責任をとってもらわないと、納得ができない。

トップに立つ人の矜持。何かが起こったら、
全責任は私にある、としてその後の処理をすべきである、と思うのだが
責任者は、裁判で争って「法的責任」を回避しようとしている。
確かに「法的責任」は微妙なことがあるのかもしれない。
裁判で争っている人達が、本当はどのように考え、
どのようにそれ以後生活しているのかは、報道では中々わからない。
しかし、「結果に対する責任」を持つのが、
国や会社を管理する者のトップのトップたる所以ではないのか?

安倍さんの経済政策は、前よりはベターな感じ持ってるんですが、原子力政策は納得できません。

◎関連MYブログ 10/07/24 貴闘力の哀れと、官僚の無謬性

最近また、地層処分の広報がよく出るようになってきた。

大量の制御しにくい核廃棄物が、福島にある事を考えれば、
それを掘り起こしてどこかへ持っていくことこそ不合理。
やはり、本筋は福島(と青森?)で何とかする、
っていうのが常識的・合理的結論だと思うのですが、
また、適地を探すみたいな広報してて、広告費の無駄だと思う。

最近でも、タケノコの話もあったし、除染って出来ないんだし、
「食べて※※復興」って、そのコンセプトがおかしいし。
汚染された地域(大阪府の1〜2倍の大きさくらい?)は、
高速道路と鉄道と原発関係者だけで、100年位、ほっておく。
そこに、核廃棄物集積するのが当たり前の解法。

そして、その「地域」を再生するのではなく、
その「地域に住んでいた人々」に、生きる手段と希望を与える、
ということに力を注ぐべきだと思う。
なぜ行政は、公害や薬害やアスベスト被害等の経過に学ばないのだろう?
ガンの被害報告や奇形児の出産(中絶)報告も真偽は分からないが、
ネットでは、たくさん散見されるようになってきた。
そんな不安のある土地に、何故わざわざ帰らなければならないのだろう。
人口減で土地や建物余ってる時代なんだから、
お気の毒とは思うが、当事者には新天地を見つけて欲しい。
その方が「幸せ」に近いと思う。
100年後には、手付かずの大自然という贈り物が出来ているかもしれない。
足尾鉱毒対策で出来た渡良瀬川遊水地のように。
そうなってから、地域の再生を始めればいい。
昨年の天皇陛下の、渡良瀬川遊水地と足尾環境学習センターのご視察は、
そのあたりの御真情を明快に示唆した、
非常に政治的なコトのように、私には見受けられたのだが、
(というか、このご視察で鉱毒事件と巨大な遊水地の関係性を知った)
そのご意思を忖度する、国政の担い手は今、いないみたいだ。
(大言壮語で恥ずかしいのだが)

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posted by ほんだ at 19:40| 滋賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食卓から政治・社会を論ず? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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