時期が遅れたせいか、もう花のさかりは過ぎたようでした。
(写真矢印の場所に二三輪)
種を維持してくためにはいろんな方法があります。養分をしっかり取る根、太陽をたくさん受ける大きな葉、タンポポの種子のように風に頼って拡散、美味しい蜜で受粉を促進、などなど。
タチスズシロソウという海浜性植物。小さな個体、水蒸気を発散しないような枝とも区別がつきにくいような糸のような葉っぱ。そんな風にカラダをつくり変えながら、ほかのみんなの住みにくい砂浜という貧栄養で保水力のない場所に適応するようになったようです。この小さな花を発見するたびに、色んな生き方があるなー、という感慨があります。
キレイに整備されている高木浜や知内のキャンプ場ですが、ヒトの整備が入ったことにより、また車や人に付着した強い外来種の伝播により、このような在来種はもう見ることができません。昔の浜がそのまま残っている琵琶湖岸の砂浜に、ほんの少しあります。5~6月初めくらいが花の時期、それ以外の時期は本当に目立ちません。
琵琶湖はまるで海のような湖、
砂浜・湿地・内湖・岩礁などの多様な種類の汀線、
大きな川と三角洲を形成する平野、天井川、湖の中に人の住む島、
幾つもの固有種を含むの多様な魚類の生息
そして、その多様な環境に生息する多様な植物
そのどれもが、日本の他の湖にはないものばかりです、とのこと。
★キレイに撮れてる方のブログ(北山の麓から♪>今日の山野草♪ 希少種のタチスズシロソウ
★いしづみ便り4号(PDF)砂浜の植物達
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