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2018年10月09日

京都国立近代美術館の東山魁夷展 & 泉屋博古館

◆京都国立近代美術館の東山魁夷展、最終日に行って来ました。因みに次回は藤田嗣治だそうです。

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◆美術館階段室。この建物は槇文彦設計。
しかし、その後の作品系譜を見ると、宮崎浩さんの個性が色濃く反映されているように思う。
氏のモダンデザイン風?工業デザイン風?のクラフトワークで全体が覆われている。
サッシも壁も窓ガラスも、特注製作品ばかり、巨大な建物全体が工芸品みたいなものだ。

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◆美術館の階段から大鳥居を望む。向かいの京都市美術館は改修工事中。この建物は確か、
基礎下に免振装置を付けて建物本体はほとんどそのままの形で残すらしい。しかし、巨大な建物を
地上に残したままその基礎の下全部を1階分くらい掘削して免振階を挿入するってすごい工事やなー、と思う。(すみません、この建物は外観保存、耐震改修らしい。京都市役所と勘違いしてました)

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◆入場の行列に並んでたら大鳥居の面白いアングル。
足元を見たら、地元のヴォーリズ今津郵便局・幼稚園・資料館と同じ登録文化財でした。

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◆隣の京都府立図書館は、改修工事が終わっていた。
この洋風建築も、地下に巨大免振階を挿入したのか、その工事で計画されたらしい前庭に大きなドライエリアがあった。そのドライエリアのデザインが秀逸だなー、と思って。

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◆近所にあった泉屋博古館にも行って来ました。
住友財閥の出自が、「泉屋」というそうで、それと、中国の昔の「博古録」という昔に編纂されたそのまた昔の青銅器の図録から由来して、せんおくはっこかん、と名付けられたとのこと。
受付の方に「いずみやはくこかん」と言ったら、由来から言えばそうなりますが音訓が混ざるので音読みで統一して「せんおくはっこかん」と言います、とやんわり訂正された。
収蔵品になぞらえて、青銅器っぽい銘板も、ペラペラした金属の曲げ物ではなく、
鋳物を丁寧に磨いたっぽい重厚なもので、品格を醸し出している。

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◆この建物も中々、中庭。設計は日建設計、そういうと、日建設計は元をたどると、
明治33年に設立された住友本店臨時建築部(WIKIより)だから当然か。1970建築とのこと。

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◆玄関ドアの取手は、収蔵品である、
中国周・商代(BC10〜AC0) の青銅器の文様と、三角縁神獣鏡からとられてるっぽい。

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posted by ほんだ at 06:43| 滋賀 | Comment(0) | お出かけ(建築・景観・風景・課題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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