by 環人ネット+お結び+α 02
初、ウォーターハウス記念館(近江八幡市池田町洋風住宅街)
ウォーターハウスっていうのは何かの愛称かと思ってたのだが、
ポール・ウォーターハウスさんという方の自邸だった、とのこと。
間取りが外観に出ている。二間向かい合わせの広間のそれぞれに暖炉。その南側に沢山の窓のある南側の部屋の群という三列構成。
屋根付きの玄関ポーチ越しに道路に列植されているカイズカイブキ
一輪だけ咲いていたバラがそれらしかったので
色はアメリカンらしいが形は玄関ドアにしては至ってシンプル。ノッカーには、レターと書いてますが、金物だけで投入口はないダミーでした。元々は框に穴が空いてたのかなー、わかりません。
タイルと塗り壁のテスクチャア
鋳物の枠は同じだが、それぞれにデザインされた暖炉。これは、アールデコ風。
鋳物の枠は同じだが、それぞれにデザインされた暖炉。これは、クラシカル、タイルは泰山布目?
暖炉の鋳物の枠クローズアップ
メンソレータムの鏡とカフェカーテン。洋館街で窓の外にもストーブの煙突が見える。
メインダイニング裏のパントリーの造付家具。真ん中の部分は開閉できる給仕口
ダブルハング窓越しに裏側の空き地を見る。何だろう?と思っていたら、街区共用のテニスコートだったとのこと。健康のために運動、これが、軽井沢の現天皇陛下と妃殿下のロマンスにもつながっているとのこと。ヴォーリズは戦時中、日本の官憲から敵国人扱いを受け軽井沢での隠匿生活を余儀なくされた、とのこと。その後も軽井沢と縁が続いたらしい。
元テニスコートより、ウォーターハウス記念館と吉田邸を見る。各屋敷はうまくこのテニスコートとつながっている。そんな街区構成も中々面白い。
以下は、池田町洋館街。
池田町洋館街に続くレンが塀。はっきり言って、出来損ないのレンガばかりで作られている。焼きすぎレンガと言って、黒く焦げた不良品が風合いがあるということで、よく使われたりもしますが、破裂したり変形したり、こんなのばかり使うのは珍しいです。今なら、材料代が安くなっても、不整形なものをちゃんと積む職人さんの手間のほうが高くついてこんな事できません。最近の「商品」は、まばらでも、無理やり幾種類かの「焼きムラ模様」の同じものを作ってバランスとりながらレンガ状の「タイル」を貼ってゆきます。日本産でも、多分外国産でも。だから、ぺらーっとした感じになってしまいます。
石橋邸(個人宅・元近江家政塾)越しにウォーターハウス記念館を見る
吉田邸前庭越しに石橋邸を見る
吉田邸(個人宅)
吉田邸(ヴォーリズさんの日本人の右腕だったらしい)だからお隣?
ダブルハウスと称されるコロニアル・スタイルの二世帯住宅。最初に入居したのはヴォーリズの両親と米国の建築技師とのこと。今は、個人住宅。
ダブルハウスで池田町洋館街をあとにする
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