県連(滋賀県商工会連合会)の方から来ておられた方が「ひまわりコール」という
商工会が推奨する電話事業の失敗についての報告がありました。
私は元々、この事業について疑念を持ってみていました。
結果からすると、「やっぱり」という感じです。
事の成り行きはこうです。
数年前、商工会の全国組織(全国商工会連合会)が、
東京電力系列のフュージョン社とタイアップして独自の「ひまわりコール」というシステムを作り、
商工会会員がローコストで電話が利用できるという事業を始めました。
いつものことですが、
これを利用すると各単位商工会にもキックバックがありますよというエサが付いていました。
ところが、思ったより加入者が募れず(私と同じような思いの人が多かった?)
そして、NTTなどの値下げにより、そのメリットがなくなることのなった。
かつ、フュージョン社自体が楽天に身売りされることになりそうで、
この事業自体がなくなることになった。という次第です。
NTTやKDDIと違い、全国的な電話事業のハードを持っていない所とタイアップして、
そのような事業をしようということ自体が何かおかしいのではないかと、
最初から疑念を持っていました。
県連や全国連の行う事業は、それが失敗したら、誰か責任を取るのでしょうか。
いま、全国商工会連合会のホームページを見ても、
滋賀県商工会連合会のホームぺージを見ても、お詫びの一文もありません。
昨日の話も、多くは事後処置についての説明でした。
マイラインをNTTに戻す変更手続きは(840円)は無料で、
加入され各事業所には、それぞれ説明に上がります、とのこと。
でも、それぞれの事業所を回る人員の費用は職務ですので、給料が出ています。
こんな無駄なことにマンパワーを費させてしまう連合組織ならいらない、と思うのです。
少なくとも今年度、全国商工会連合会への納付金をその労務について差し引くか、
又は、全国連にいくらの基金や内部留保があるかは知りませんが、
その分についての費用を各商工会に弁済すべきだと考えます。
ところが、ちょっとお話を聴いて見ると、
新たな収益事業を何とかして見つけなければならないと考えておられるようでした。
収益事業ではなくて、組織のスリム化こそ必要だと思うのですが・・・
商工会で、末端の事務員さん達にはいつもお世話になっています。
しかし、上部組織については、なぜそんなことをするのか、ということがあります。
関連項目
商工会新米理事つれづれ02 新たな記帳システムへの疑問(MYブログ07/07/07)
商工会新米理事つれづれ03 自前の組織じゃない(MYブログ07/07/08)
商工会新米理事つれづれ04 共済事業への疑問(MYブログ07/07/09)
商工会新米理事つれづれ05 今年の総代会(MYブログ07/07/10)
商工会新米理事つれづれ06 決算内容の比較(MYブログ07/07/12)
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ハウスメーカーのAD広告、新聞の全面広告、モデルハウス、チラシ、分厚いパンフレット、
立派な社屋。それらの費用の合計はどれ程でしょう? ある住宅会社の決算をネットで見ると
(原価/売上)が72〜75%、建物代金の1/4は、その広告等の経費や利益になる計算です。
とりあえずそこを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか。 住宅建築は個人が
できる大きくて身近な地域振興でもあります。地場の工務店を見直して頂ければと思います。
しかし、そうですか・・・
届かない、中央のことなど何もわかりませんが、
そうですか(落胆)