今も続いている記帳システムは、もしかしたら便利なのかもしれません。
私は、会計事務所まかせなので実際どのようなものか知りません。(2015/8/19追記)
前回の続き
なぜ、こんな話題を書いてみたくなったか。
それは、今年の総代会や前回の理事会で提案がなされた、
商工会標準記帳ASPシステムということがあったからです。商工会では、
全国統一で、商工会標準記帳APSシステムというものの提供を開始するようです。
県連からの説明では、セキュレタリーは万全、
事業所でも、帳簿業務を委託している商工会でも操作が便利なもの、
そしていつものことですが、会員がこれを利用することにより、
単位商工会へのキックバックがあり、商工会活動運営費の足しになるという触れ込みです。
費用は、今までの記帳代行に比べて、約3万円のUPになりそうです。
この提案を聞いた時に、おかしいと思いました。
なぜ新たな全国的なシステムを導入しなければならないのか。
会計帳簿システムは、市場の多くを占めている「弥生会計」など数社のソフトが既にある。
経理を事業所と商工会でしたいのなら、
現在でも、そのようなソフトとメール機能を使えばほとんどのことが解決しそう。
会議で、年に何回かある会計帳簿の講習会は何を使っていましたかと質問してみると
会計士さんの講習会なので、汎用のソフト。昨年の場合は「弥生会計」だったとの事。
便利だとはいいながら、結局は
事業所の職員も商工会の職員も使い方を一から勉強しなければならないことに変わりはない。
私は、高島市と九州や北海道の商工会の記帳システムが違った所で何ら問題はないと思う。
全国統一して、システムを運用しようとするから逆にセキュリティが心配になるのではないか。
費用はかかる。人的負担もかかる、新たなシステムを構築すること自体にも疑問が多い。
どう考えても合理性にかけると思う。
このような質問を市の商工会の職員さんに投げかけると、
県から(国から)下りてきたことで仕方がない、
あなたがそう思うのなら利用しなければいい、との返答になる。
別のちゃんとしたシステムが構築されている。加入者が伸びない。
そんな事業が、もう既にはじまりかけている。
前の「ひまわりコール」の二の舞になりはしないか。
無駄なお金が使われるような気がしてならない。
そんな思いから、このブログに書き始めました。
商工会の事業で、同じようなことがよくあります。
なぜと問いただすと、最後には県から(国から)下りてきたことで仕方がない、という答え。
それが、おかしいと思うのです。
商工会というのは、ここでいえば「高島市商工会」会長がトップの組織。
それらが、協力し合って、滋賀県商工会連合会という組織があり
また各県が協力し合って、全国商工会連合会という組織になっているはず。
上部でおかしなことをしようとしたら、それをおかしいといって声を上げるべき。
ところが今の状態は、実質的には、
全国商工会連合会が県商工会連合会に命令を出し、
また県商工会連合会が、各商工会に命令を出す。
主体的に各商工会理事会や総会で議決するという形式は取っているものの、
上からの命令にメクラ判を押すようなカタチでしかない。
今日はここまでにしておいて、仕事を始めます。
関連項目
商工会新米理事つれづれ01 ひまわりコール対応への疑問(MYブログ07/07/05)
商工会新米理事つれづれ03 自前の組織じゃない(MYブログ07/07/08)
商工会新米理事つれづれ04 共済事業への疑問(MYブログ07/07/09)
商工会新米理事つれづれ05 今年の総代会(MYブログ07/07/10)
商工会新米理事つれづれ06 決算内容の比較(MYブログ07/07/12)
商工会新米理事つれづれ07 決算書がおかしい(MYブログ07/07/13)
商工会新米理事つれづれ08 商工会は仕事として何をしているのか(MYブログ07/07/14)
商工会新米理事つれづれ09 再び共済事業について(MYブログ07/07/15)
商工会新米理事つれづれ10 言うてしもた(MYブログ07/07/18)
商工会新米理事つれづれ11 コンサル雑感(MYブログ07/07/20)
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ラベル:商工会