それでは、なぜ、商工会組織の形式が実際の動き方と異なるのか。
それは、決算書を見れば大体想像がつきます。
高島市商工会のH18年の決算の収入の部を見てみると
収入合計3億7546万円の内、国・県・市の補助金の合計が2億6851万円、
単年度の特定の事業に対する補助を除いても、
およそ2億円は毎年補助されている計算になります。
それに対して、会費収入が2536万円、
補助金約70%に対し、商工業者自前で出しているお金が約7%、
これでは、国や県からリモートコントロールされてていても仕方がない。
商工会の事務職員の給料は、完全に補助金(主に県の補助金)でまかなわれています。
職員さんの多くが、そして役職が高くなり会の実情がわかるにつれ、
県の顔色を見て仕事をしてしまうことは仕方がないことなのかもしれません。
そして、商工会を管轄している県の商工労働部(補助金を出しているところ)と、
県商工会連合会とのつながりが密なようです。
商工会の理事のみなさんも、
(商工業者の会員から選出された20人位の商工会の名目上?の最高議決機関の構成員)
商工会自体が県の補助がないと成り立たないことを重々わかっているので、
このことはどうしようもないことと思っています。
確かに現状はそうかもしれませんが、
少しでも自前の組織にするための試みが必要であると思います。
関連項目
商工会新米理事つれづれ01 ひまわりコール対応への疑問(MYブログ07/07/05)
商工会新米理事つれづれ02 新たな記帳システムへの疑問(MYブログ07/07/07)
商工会新米理事つれづれ04 共済事業への疑問(MYブログ07/07/09)
商工会新米理事つれづれ05 今年の総代会(MYブログ07/07/10)
商工会新米理事つれづれ06 決算内容の比較(MYブログ07/07/12)
商工会新米理事つれづれ07 決算書がおかしい(MYブログ07/07/13)
商工会新米理事つれづれ08 商工会は仕事として何をしているのか(MYブログ07/07/14)
商工会新米理事つれづれ09 再び共済事業について(MYブログ07/07/15)
商工会新米理事つれづれ10 言うてしもた(MYブログ07/07/18)
商工会新米理事つれづれ11 コンサル雑感(MYブログ07/07/20)
ブログランキング、ポチッと一つお願いします。

ラベル:商工会
ひまわりコール、記帳システム、共済事業など、分かれば分かるほど馬鹿げた事業です。
それもこれも理事さんの仰るとおり、自前の組織じゃないからですね…。
昔の商工業者が力がなかった時に出来た組織ですから仕方がありません。
今は如何にして組織をスリム化するかです。職員の定年を待っているだけでは無理です。
遊んでいる職員(特に事務局長)は、辞めてもらいましょう。どこかの卒業生ばかりですから、そんなに気にすることもありません。
もう一つは、職員に支払う余計な経費を見直すことです。きっと減額できます。
まずそこから手をつけて、充実した本来の事業展開をして下さい。
応援しています。
もう少し続けて、少しでも展望のある方向まで、続けて書いて見たいと思っています。
今回の決算内容の比較を拝見しました。
昔は(と言っても10年にもなりませんが)収益事業は禁止でした。
最近は、利益を分配しなければ良し、という勝手な屁理屈をつけてやっています。
だが所詮そんな体質ではありません。
公務員そのものですから無理なのです。
税理士や社会保険労務士のお手伝いをする職員を経営指導員などと呼んでお茶を濁しているのですから仕方がありません。
ほんださんも既にご存知のように若い皆さんが新しい考えを吹き込んでもらわないといけないのです。
よろしくお願い致します。
というスタンスで書いていますので、そんなお気遣いはご無用です。
リンクを付けていただいたおかげで、
11,12日と17件ずつ、そのページからのアクセスがありました。
改めて、ありがとうございました。