ちなみに、昨年の市議会の賛否。所属党派無所属の方は、私の感覚で書き込みました。
以下、うだうだ話。
私のもう十七回忌になる父親は、町会議員を二期務めた。30年以上も前の話。当時の議員は地元の集落(父で言えば知内)の代表みたいなイメージ。「村は三々七拍子」という演劇を地で行く選挙戦をやっていた。毎晩家で「はげます会」の宴会(饗応?)が行われ、その裏の部屋で参謀(といっても近所のオジサン達)は、集落の周囲に毎晩見張りを出し、他の集落から票を奪いに(買いに?)来る人のないように寝ずの番や、などと段取りを打ち合わせてた。当時有権者5000人くらいで議員が確か20人弱。当選者の最低得票数は200票を切るぐらい。120戸の集落で200票というのは集落さえがっちしていれば何とかなるのだが、そこは田舎のこと親戚縁者も複雑に絡み合う。そんな選挙だった。そうして、当選した「町会議員」は村(集落)の名誉職であり、町行政が主に地元地区に関係した事業について陳情や調整をするのが当時の主な役割だったような気がする。例えば、集落内の下水道や消雪装置の配すること、河川改修や道路拡張に関する事などなど。
そういう当時の「町会議員」の残滓を引きずった市議会議員さん達がこの前の選挙で、かなり淘汰されて、フレッシュな市議会構成になったなー、と思ってた。でも、そうなるとなるで「何にも知らんのかいな?」と市議会の質問でも、少し的を得てない議員さんもいるような話も聞いたことがある。
そんな中での、今回の事件のような気がする。市の職員さんも、昔の役場からのたたき上げがまだ幹部に残り、コンプライアンスも何も、みんなで一緒に頑張ってやればええやん、みたいな意識が残っていて、その上にちょっと勉強不足と思われてしまった議員さん、そんな関係性の中でのことなんちゃうかなー。
母集団の人数が多くなると、個人々々は、それぞれにより良いようにと頑張っても、結局意見が合わないということは何かしら出来てくる。大きな人数の市になって14年、もう少し時間がたてば昔の「町村」やなく、大きい母集団のための「市議会議員」や「市職員」らしくなって来るんちゃうかなー、と思う、っていうかそう思いたい。
今回の件については、議案に時々反対する共産党以外にも多数の反対者がいて、その方たちはそれなりの考えの元に反対されたのだと思う。議会を二分するような議案というのは、やっぱり何か問題があるのかなーと思う。炉が悪かったら、炉の部分だけ取り替えたらええやん、ごみ分別のヤードも広い空間残ってるし、入れ替えられるやろうー。元々炉自体劣化するもんやし交換することも頭に入れてプラント設計されてるんちゃうか、そうしたら敷地造成もいらんし、建物もかなりそのまま使える部分ある気がする、みたいな考えもあるらしい。
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これで、三度目やなー、と思う。一度決まった西近江市が高島市に変わった時、今津やった市役所予定地が新旭に変わった時、そして今回。前の二つの時も、何か合理的?選択でないなー、と思ってたものの、そうなるんやろうなー、と思うのが覆った。私的には、みんな考えてないようでやっぱり、意外と高島市民は色々考えていて、大きな分岐点で良い選択をしてきたように思う。今回はどうなるかわからない。
「迷惑施設であるごみ処理場は、辺鄙なところしか無理」みたいな固定観念があり、その上で様々な努力を皆さんされたんやろうと思う。昨年7月の公募から、12月には建設候補地の選定の答申が出るということ自体、やっぱり事前に色々努力されここに至ってるように思う。その努力の方向がちょっと今回はちゃうんちゃうかなー、っていう感じ。
高島は一つやなくて六つやと思う。行政区としては一つなだけで、そんでええ、っていつからか思うようになった。今回の賛成反対を大まかに見ると、反対議員さんは、下流の新旭と安曇川地区の方と共産党。その他の地区の議員さんは、早くできた方がいいという方に傾いた感じ。それも仕方のないことなんかなー、と思う。この件とは別の話になるけど、もう少し、ミニ連邦制みたいなこと(特に土地利用に関わるあたりは)出来んのかなー、と思う。
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