しかし、戦後の発展の果実である、電気は途切れることもないし、栓をひねるとお湯が出てくるし、ウジ虫の出る便所は知らなし、電車や車で簡単に遠方へ行き来でき、携帯電話でいつでものどこでもつながれるし、情報は瞬時双方向にやり取りできる。そういう社会基盤を日本の隅々まで享受してることに「ありがたさ」みたいの感じてない。日本の今の当たり前が、世界的に見れば(多分人類史的に見ても)どんなに恵まれてるかを、感覚的には知らない(わからない?)んやなー、ということでした。
もう当時の院生さんたちが親世代になってる。今の年寄りやマスコミなどは、その辺の「今の日本で生きてること」がいかに幸せであるかを親世代も含めて、もう少しちゃんと伝えとかなあかんのちゃうかなー、とか思う。そういう生活の基盤がいかに維持されているかも含めて。
スカトロジーっぽくて何なのですが、思い出すとやっぱりトイレの変化はすごいと思う。小学生の頃は、多分土を掘ってタタキで固めた便槽の上に四角い板の穴がある便槽で、下を見ると汚物の海、お尻は新聞紙で拭いてました。コエタゴや専用の柄杓も淡い記憶の中に残ってるので、家の周りの小さな畑にはそれを肥料として使ってたんだと思います。その次は大型のプラスチック便槽に白い衛生陶器の和便器、トイレ専用の紙も使うようになりました。大きなトラップ付きの便槽は汚物こそ見えなくなりましたが、においはやっぱりしました。この時代はもうバキュームカーに取ってもらってたと思います。その次は和便器の水洗。和便器の水洗は、自分が排せつした汚物が便器の中で空気に触れているのでにおいます。ただ、流してしまうとにおいもなくなるので、かなり画期的。ロールのトイレットペーパーもここで登場です。そのあとが洋便器、これで汚物が水の中に入って空気に触れなくなるので、ほとんど臭いも感じなくなりました。最後がウォシュレット。最初の頃はトイレットペーパーの方が手馴れていたので、使うのが変な気ががしましたが、だんだん慣れて、最近ではこれがないとトイレじゃない、みたいになってしまいました。こういう経過を体験的に知ってる私以上世代は、世の中良くなったよなー、ってしみじみ思ってしまうのです。年寄りの繰り言みたいになってしまいました。
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