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2007年07月13日

商工会新米理事つれづれ07 決算書がおかしい

前回の続き。商工会の細かいことばかりになってくるので退屈かもしれませんが、

決算書を見ていて思ったのが、なんと見にくい決算書なのだろうということです。
基本的におかしいと思われるのが、人件費の科目です。
人件費は人件費の科目以外に、各事業に少しづつばら撒かれていて、
本当にかかっている商工会職員の人件費が見えないように作られています。
会社の経理でも、その単独の事業に専従したことが明らかな場合は、
人件費を事業費に振り替えることはありますが、
総合的に作業している場合は、一般管理費として経費計上することが当然だと思います。
ところが商工会の決算では、ある事業に専従してるわけではないのに、
色々な名前を付けて、人件費を事業費に振り替えています。
あまりいい言い方ではありませんが
会計事務の悪賢いプロが、組織(職員)の利益のために作ったとしか考えられない。
「経理も出来んやつが商売やれるわけないのに、ヨー商売人面しとるわ。
自分らの給料は出来るだけ安く見えるようにしといて、上部組織との付き合いや、
共済掛け金等として、わからんように吸い上げて、
会は、税金から補助してやってるという風に見せといたらいいんや。」
という風に見えてしまいます。
昨日今日の、この決算書辺りの文章については、理事会で発言してみました。
答えは、商工会の決算は、
商工会法という法律の基づいて作成しているので変えられないとの事。
また、上部からのお達しみたいな答えでした。

私は、決算書の科目の内容を一々確認して、昨日の人件費を出してみました。
人件費の総額は、2億3247万円(手当・税・退職金積立等込みの総額)です。
給料の額は、商工会では決定できず、滋賀県の職員さんの給料を元に、
県で算定してそれが補助金として下りてくるようです。

自分の昨年の年収が情けなくなる数字です。
40代の職員さんなら確実に私の年収より多い。
商売するより、商工会の職員に入れてもらった方がよっぽどいい。
そんな愚痴はさておき、というか、
それだけのマンパワーが確保できているのは、田舎の商工会としてありがたいこと。
私としては、その職員さんが、
上手く私達商工業者である会員のための仕事をして頂くことこそ大事だと思っています。
でその第一歩として、決算と事業報告が、これではリンクしない、
この現状を何とかすべきだと考えています。
会社の行っている事業とその決算がリンクしていないなら、
会社は将来どうすべきなのかわかりません。
商工会も同じ事。
今は、そのことについて、明らかに単純に情報が開示できるように
もう少し努力してみたいと思っています。

関連項目
商工会新米理事つれづれ01 ひまわりコール対応への疑問(MYブログ07/07/05)
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商工会新米理事つれづれ04 共済事業への疑問(MYブログ07/07/09)
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商工会新米理事つれづれ06 決算内容の比較(MYブログ07/07/12)
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ラベル:商工会
posted by ほんだ at 04:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 商工会関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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