これを含めあと2回くらいで終わりそうです。
人件費が多いのも問題ですが、
(事業費/人件費)の数値が明らかに他の団体と比べて少ない原因を探ることが必要です。
これには、調査しなければならないことがでてきます。
簡単大まかでいいので、業務日報を作る必要があると思います。
それで、1決算期くらいの資料を集めて、
実態として商工会とは何をしているところなのかということを
明確化しなければならないと思っています。
特に次の点について調べるべきだと思っています。
1.共済・記帳などの収益事業が、本当に高島市商工会員のためになっているのか。
その事業をする事で、事務員作業の負担があり、結局は、商工会員のためではなく、
商工会及び上部団体だけでお金がまわる、
組織の維持のためだけの事業となっていないか。
2.記帳指導などの業務のコストはどれくらいかかっているのか。
会員の中で、会社組織になっているところは、会計事務所に頼むことになる。
個人事業主のためだけの商工会ではないはずなので、
その事務量が相当多いのであれば、
それは、ある程度事業主に応分の負担をお願いするのが筋ではないのか。
3.管理職が現状何をしているのか。
電話やメールで済むような、儀礼的な会合の出席に忙殺されているのではないか。
他にもあるかもしれませんが、以上のような点を一つ一つ洗い出すことによって、
もう少し、効率の良い組織になるのではないかと思っています。
また、そうすることによって、高島市商工会員の基本的ニーズにあった、
高島市独自の商工会運営の方向も明確になってくるのではないかと思っています。
今日の最後に、
商工会事務職員さんの仕事の仕方について一つ私の出くわしたことを書いて見ます。
新たに「地域通貨アイカ」という事業を始めるときの話です。
元々この事業についても、あまり良い印象を持っていなかった私は、
理事会の招集と提出議案を確認した上で、
以前新旭町商工会でやっていた地域通貨「アーロ」の事業推移について、
資料を提出してくださいと、FAXしておきました。
私の意図は、以前衰退した「アーロ」事業の総括もなく、
同じような事業をするのはおかしいということを、
明確な数字として理事会で皆さんに提示したかったからです。
その後数日たって、商工会の職員さんからお電話があり、
「少し、説明したいことがあるのでお伺いしたい。」との事。
FAXを流して、後は理事会で、と思って頭の中には、
そのことが全く残っていなかったので、何の用だろうと思って待っていたら、
「「アーロ」の事業推移について説明に参りました。」との事。
担当の事務員さんとしては、理事会を穏便に進めるための下準備として、
お二人もの方が、往復の交通時間を含めると、仕事中の時間、
2時間もかけて私の事務所まで来られたのです。
何もわざわざ来てもらわなくても。
第一、私が一人反対した所で、多数決のよって議案は通るハズなのです。
これは、その職員さん本人がどうのというのではなく、
仕事をまじめにしようと思うとそのようになってしまったという、
商工会事務組織全体の雰囲気があるのかなと思い、そのことが、
私から見ればとても無駄な仕事の時間の使い方ををしていると感じました。
関連項目
商工会新米理事つれづれ01 ひまわりコール対応への疑問(MYブログ07/07/05)
商工会新米理事つれづれ02 新たな記帳システムへの疑問(MYブログ07/07/07)
商工会新米理事つれづれ03 自前の組織じゃない(MYブログ07/07/08)
商工会新米理事つれづれ04 共済事業への疑問(MYブログ07/07/09)
商工会新米理事つれづれ05 今年の総代会(MYブログ07/07/10)
商工会新米理事つれづれ06 決算内容の比較(MYブログ07/07/12)
商工会新米理事つれづれ07 決算書がおかしい(MYブログ07/07/13)
商工会新米理事つれづれ09 再び共済事業について(MYブログ07/07/15)
商工会新米理事つれづれ10 言うてしもた(MYブログ07/07/18)
商工会新米理事つれづれ11 コンサル雑感(MYブログ07/07/20)
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ラベル:商工会
かなりの分析で今後が楽しみですが、
まず、業務日報は出来ているはずです。
理事に見せるかどうかだけです。
次に記帳指導については、無くなれば職員の仕事がなくなってしまいます。
解雇するわけにもいかず困ります。
もう一つの管理職ですが、何もすることがない筈です。
他の団体あがりでは、職員を指導できません。ましてや評価者は無理です。
やはり昔ながらのイベント屋に徹することでしょう。
日報ありますか?こんなことを書きながら、自分は付けていないので、
ついそう思ってしまいました。今後の参考にさせて頂きます。
現在脱退者が続出と聞きますが、何をもって会員のメリットと感じるのでしょうか?
それ以外は現状では、誰かが書いておられましたが、会計事務所や社会保険労務士の
仕事の範疇に入ることも大きなファクターであるとは思います。
脱退者続出というと組織が崩壊する前兆のように聞こえますが、
実際には、老齢による廃業などが主なのではないかと思っています。
退会者もおられますが、入会者もあります。
組織の新陳代謝と考えています。