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2007年07月15日

商工会新米理事つれづれ09 再び共済事業について

前回の続き 
これまでのちょっとしたデータと決算書の中味などから、私は以下のように妄想しています。
間違った事実や自分の歪曲した思考の産物である場合もあるかもしれませんが、
現時点での私の思いです。01

1.掛け捨て系の共済事業について
 商工会へのバックもそんなに多くないので会員は続けても続けなくてもどちらでもいい。但し、
市商工会としては、そのバックに以上の事務作業の負担がないか精査すべきだと思います。

2.貯蓄系の共済事業について
 昨年の決算でも、商工貯蓄共済制度受託料として市商工会に1119万円の収入があります。
これは、年金をグリーンピア事業に食いつぶしたことと同じ構図のように思えます。
グリーンピアに一度も泊まれずに潰れてしまった事よりは、
商工会の事業費として戻ってきているからまだましかもしれません。
しかし、こういうお金は本来、配当として個人へ返却するか、貯蓄の上乗せに使うべきです。
そうしなければ本当に給付を受けるときにどうなっているかわかったものではありません。

3.共済事業全体として
組織を運営しているのは、事務局。掛け金を支払っているのは商工会員。
これって、新聞記事を少し前ににぎわした、厚生年金を管理しているのは公務員。
支払っているのは民間。
ところが、公務員はその厚生年金ではなく、独自の共済年金制度の中に入っていて、
厚生年金が傾いた被害を受けないのと同じ構図です。
何だかこの頃のご時世を見ていると不安になる事業ではあります。

本当に、このような事業をするのであれば、
保険関係のコンサルタントとして、共済事業や保険会社の中から、
商工業者に有利な保険サービスを取捨選択して、会員に情報提供することが、
地域のシンクタンクとしての商工会の役割なのではないかと思います。
少なくとも、多少会にバックがあるからといって、
会員に「これを一口」というやり方は、
商工会員の方を向いたやり方でなく、共済事業を運営している「会社員」のやり方です。

関連項目
商工会新米理事つれづれ01 ひまわりコール対応への疑問(MYブログ07/07/05)
商工会新米理事つれづれ02 新たな記帳システムへの疑問(MYブログ07/07/07)
商工会新米理事つれづれ03 自前の組織じゃない(MYブログ07/07/08)
商工会新米理事つれづれ04 共済事業への疑問(MYブログ07/07/09)
商工会新米理事つれづれ05 今年の総代会(MYブログ07/07/10)
商工会新米理事つれづれ06 決算内容の比較(MYブログ07/07/12)
商工会新米理事つれづれ07 決算書がおかしい(MYブログ07/07/13)
商工会新米理事つれづれ08 商工会は仕事として何をしているのか(MYブログ07/07/14)
商工会新米理事つれづれ10 言うてしもた(MYブログ07/07/18)
商工会新米理事つれづれ11 コンサル雑感(MYブログ07/07/20)

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ラベル:商工会 共済
posted by ほんだ at 08:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 商工会関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントに丁寧に対応していただいて恐縮です。
共済は、もうお分かりのように双方で一体になってやっていますので仕方がありません。
会長や職員も向こうの総会でご馳走になっていますし、永年勤続の表彰まで受けています。
地域のシンクタンクと持ち上げていただいても何の資格の無いものではお役に立てるか心もとないです。
退会者も仰るとおり今までの義理で入っていた会員が退会したと思えばいいのでしょうね…。
ところで、先般の選挙で会長が一人の会員を応援してましたが問題にならなかったのですか?あれでイヤになった会員も多いと聞きますが…。
Posted by 雲の中 at 2007年07月15日 21:33
理事会でもそのような意見が出て、会長は以下のように答弁されました。
親戚でもあり、地元で司会をしたことは一度だけありましたが、応援演説をしたことはありません。そのような声が上がったため、その後は一切自粛しました。

会長が個人的な政治信条に基づき行動することが本当に良くない事なのか、政治オンチの私としては、そのこと自体よくわからない部分ではあります。
しかし、高島という小さい世間で取りざたされているほど、派手な行動をされたわけではないと、私は認識しています。
私の知る範囲では先の市議選で、商工会として、一人の候補を応援するような組織的行動は一切ありませんでした。
Posted by honda at 2007年07月16日 11:48
もう前のことですが、大事に至らずに良かったです。
個人的な信条に基づいて行動するとは言っても、彼は町会議員をしていたのですから何もかも分かっていたはずです。
何よりも見過ごせないのは商工会員2人が立候補している中で片方を応援したことです。会長としては軽率過ぎました。
二人とも当選したから良かったのです。
本当に冷や汗ものでしたね…。
Posted by 雲の中 at 2007年07月16日 21:39
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