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2021年02月03日

精度と精緻は違う

Aという工場でボルトを作り、Bという工場でナットを作る。両方の工場で精度が※μm以下の誤差以内で作られてると、ちゃんとネジが納まる。アルミサッシはアルミサッシ工場で作り、コンクリートは現場で打つ。その場合のコンクリートの位置的精度は±20mm、それで、サッシはコンクリートの躯体に納まるように出来てる。

建前までの工事は、精度の概念が必要かもしれないが、職人さんとかが丁寧な造作仕事で隙間もないっていうのは、精度ではなくて精緻。最初に柱が建っていて、それに合わせて大工が鴨居や敷居を納める。できた建物に合わせて、多少平行四辺形に歪んだ建具開口でも、建具屋さんがそれに合わせてピッタリと建具を納め、多少歪んだ形の平面でもそれに合わせてピッタリと畳を納める。それは「アトサキ」の仕事で、精度とは異なる概念だ。

大量生産には、多数の分業という仕組みから、精度という概念が非常に重要だが。しかし、一品生産のものには、手間と時間はかかるが、「アトサキ」の順番さえルール化されていれば、分業でも精緻なものが作れる。

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posted by ほんだ at 07:59| 滋賀 ☀| Comment(0) | やっぱり建築に興味が(疑問課題etc) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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