◆あー、西武大津跡地、ここも商業地域。って言うことは日影規制なし。708邸のうち2,3階の数十邸(邸(笑))は、かなり日当たり悪いやろうなー。
町の中心部で商業・業務集積を目指して、商業地域の用途を貼付け容積率を400%や500%に指定した。元々は敷地いっぱいに10Fくらいの事務所や百貨店のようなビルが建つのを想定しての容積率だったと思う。そのような場所に、その指定した思いとは裏腹に、その高い容積率と高さの制限がゆるい事に目をつけて、大規模な集合住宅(タワーマンション)が林立し、昼なお暗い香港のような街並みが出現する。日影規制もない商業地域では、下の方の階は日当たりないだろうなー。良い悪いということではなく、数十年前のままの都市計画決定というマスタープランというものが、もう、今とずれている感じがする。
西武大津自体が、百貨店に大規模な駐車場ビルを併設するという、今の都市近郊の大規模商業施設の定番のハシリやったんやけど、もう役目を終えてしもた。デパート+専門店 → スーパー → 大型商業施設+コンビニ → ネットショッピング、商業という産業の変遷に全くついていけてない都市計画用途地域の枠組み。
◆以下過去ブログ
「区分所有権」、この方にもう一つ大きな問題があるようような気がします。物の権利として、マンションの住戸自体が、「所有権」という権利が発生するような「物」なのでしょうか。私は、「区分利用権」とでも称すべき権利のような気がするんです。なぜって、所有権っていうのは、物を全面的に支配できる権利のはずでしょ。かなりの部分も共有し、法的にも大きな制限のあるものが、本当に「所有権」という名称に値する権利なのでしょうか。建物の寿命が尽きたとき、分譲マンションの所有者は、その土地の何十分の一かの所有権しかなくなり、それは、権利というには程遠いもので、その資産はほとんど換金性のないものに思われます。しかし現状では、そのはかない権利に対しマンション分譲価格の30〜60%を対価として支払っているのではないでしょうか?区分所有法という法律を作らはった賢い人らは、建物の寿命というものをどういう風に推し量って作らはったんやろう?
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