近頃の出来事の中で相当関心事だったので、選挙について思う事などを。
選挙でいつも思うのですが、何をするかを選択するのではなく、
誰を選択するかに、いつも注目が集まってしまうことに疑問を感じていました。
政党政治という枠組みでは、政党の主張こそ耳を傾けるべきなのに、
メディアでは(テレビなどは特に)誰が当選するかみたいな話ばかりになりがちです。
もっと政策の対比を興味が出るように
多少面白おかしくでもいいから作ってくれたらいいのに、と思っていました。
そして、それの方がみんなが知りたいことなのに、とも。
ところが、私のように考えている方が少数派なのだと、ある出来事で痛感しました。
自分と同年代もしくは年下の政治家が、よく見受けられるようになりました。
ある政治とは全く関係のない集会で、
同年代同士の私の知り合いと地方議員さんが会話していました。
友人としての親しみを込めて普通に、挨拶代わりにでもという感じで
「なんか、用あったら、何でも言うテ来てくれよ。」と彼は議員さんにいわれました。
それまで同輩という感じで相対していて、そんなことにはあまり関心がなかった彼は、
困ったような笑い顔で、「何かあったら、その節には。」と答えていました。
あっ、そうなんだ、何をするかが重要ではなく、誰がするかが重要なのは、ここにあるんだ、
と思いました。
結局支持するというのは、そういうことなのかと。
そうであれば、何をするかではなく、誰がするかが重要なのが当り前。
何をするか、してもらうかは支持者が考えればいいことだったんだと。
そういうことが「公の政治」というものを動かしている、というのは
何だかよいとは思えないのですが。
いまだに、選挙の土壌というのはその辺にあるのだと、痛感しました。
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ラベル:参議院選挙