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2008年04月04日

ARASHIのドームツアーのDVDを見ました

高一の子供と一緒にARASHIのドームツアーのDVDを見ました。
「これは、東京ドームやろ。」
「なんでわかるん?」という反応を期待したところ無反応。
「今映った天井の模様でわかるんや。」
「へーそんなんでわかるん。」
との返事を期待したところ、どうでもいいという感じで受け流される。
「あの、ムービングステージというのは多分12m×5m以下の大きさや、
2.5m×12mがトラックに積める最大の大きさやから、その倍くらいの大きさやろう。」
などとしゃべりかけても、もう上の空です。

ムービングステージやトロッコという装置を使って、
ARASHIのメンバーが、ドームの平土間を行ったり来たりするのを見ながら、
日本の舞台装置を考える人達は本当にサービス精神旺盛だなと思ってしまいました。
そしてそのサービス精神の旺盛さは、「お客様は神様」などといった三波春夫よりもっと古く
江戸時代から脈々と続いているのだなと思い返してしまいました。
日本の昔の芝居小屋の装置
花道やすっぽん、それらはできるだけお客様の近くで演技(演奏)するのが
最高のサービスと考えた人の発想だと思います。
そう思うと、歌舞伎の隈取も、
表情をはっきりとお客様の近くの感じられる手法だったような気がしてきました。
それに比べると、西洋の舞台芸術は、
オペラではオケピットが舞台の手前にあって観客を隔ててしまっているし、
舞台に近い桟敷席も、
西洋では「天井桟敷」という言葉もあるように、舞台が見にくい一番安い席を示します。
日本の桟敷席は、例えば舞妓さんが並び舞台と共にその場の雰囲気を華やかにする
特等席のような意味が付与されているように思うのですが。
西洋では、身近に本物が動いているということより、
もっと別の「芸術を鑑賞させる」などという価値観があるのでしょうか。
私はどう考えても、花道やすっぽんを考え出した江戸の人たちの方が
観客の心を捉えながら仕事をしたように思います。

誰かのドームツアーに実際に見に行った娘が、
あのトロッコは、人ががんばって押しているという話を聴いて
何だか舞台裏の話も聞いたようで面白かったです。
しかし、1回の興行で5万人×6,000円=3億円の売上があることを考えれば
色んなことを考えて当り前なのでしょう。

関連リンク
ジャニーズってすごい!|Plots of KAT-TUN - 4:46
ジャニーズムービングステージ(著作権の関係からか、映像は見つかりません)
ALL Johnny's Site(オール ジャニーズサイト) -+-MY TEARS-+-
小迫り・すっぽん迫りの紹介
「歌舞伎の舞台裏体験」に参加しました

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ハウスメーカーのAD広告、新聞の全面広告、モデルハウス、チラシ、分厚いパンフレット、
立派な社屋。それらの費用の合計はどれ程でしょう? ある住宅会社の決算をネットで見ると
(原価/売上)が72〜75%、建物代金の1/4は、その広告等の経費や利益になる計算です。

とりあえずそこを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか。
地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。
地場で仕事が完結すること自体、ヒトやモノの移動が少なくてすむ環境負荷のかからない選択であり、かつ住宅建築は個人ができる大きくて身近な地域振興でもあります。
posted by ほんだ at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ’70music is my music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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