海津は司馬遼太郎の「街道を行く」という紀行文(元々は週刊朝日に連載されていた)にも取上げられていた。その中の一節。「・・・目の前に例の岬がそびえている。地図で想像していた通り、岬は海津を風浪から守っているというより、何か威圧しているような凄味のある感じだった。・・・」と著されているその岬の山腹が、写真の背景の山、東山。

司馬遼太郎 「街道をゆく」4>北国街道とその脇街道>海津の古港 より文庫本コピー

多分、服装こそ違えこのような光景を司馬遼太郎は見た。70年代後半、その司馬遼太郎に声をかけられた中年の婦人は、当時50歳として今90歳くらい、御存命だろうか?

ハシイタとびわ湖岸に1.2kmも続く石積みは、もうびわ湖全体を見てももここにしかない貴重な、いにしえの琵琶湖の都市としての汀線の風景を残しているという事もあって、重要文化的景観にも選定されている。

そんな、海津のレトロな街並みには、造り酒屋が似合う。冬は新酒の季節だ。

全ての写真は、今年の雪景色ではありません。今年はホンマに雪がない、楽でいいのだが、マキノらしい季節感がないのがちょっと寂しい。
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posted by ほんだ at 08:26| 滋賀 ☁|
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